STREETBALL HOOP CREATIVES 003 -ballaholic Hub FUKUOKA / ONO & UMI-

STREETBALL HOOP CREATIVES 003 -ballaholic Hub FUKUOKA / ONO & UMI-

STREET HOOP CREATIVES


日本でストリートボールのカルチャーを創る。

世界中どこを見渡してもまだない、

誰もが夢中になれるようなバスケットボールの世界を。

 

ballaholic Hub FUKUOKA。

コートがあり、ballaholic Court Side Shopがあり、Barがあり、

チルスペースがある。今は宿泊ができるように改装中。

まさにボーラーにとっては1日中いたくなる天国。

 

Hubの背景には、SOMECITY FUKUOKAを11年やり続けている、

ONOの存在がある。ONOの情熱が伝播してUMIがいる。

なんでもゼロから、自分の手でやらないと気がすまない。

コートもShopも自分たちで創る。

その先にはカルチャーが自然と生まれて伝播していく。

もしかしたらHub自体がballaholicが創り出したい世界そのものなのかも?

 


Intereview with ONO & UMI

 

- 自分たちで創りあげる場所

- SOMECITY FUKUOKAの存在があってこそ

- Hub Crewの存在

- ballaholic Hub FUKUOKAが向かう未来

 

- 自己紹介を。

 

 

ONO : 小野です。

ballaholic Hub FUKUOKAUMIと一緒に、このHubの楽しさを日々噛み締めています。いろんなことをやっています。最高にバスケットボールを楽しめる環境だと思っているので、面白いことワクワクすることを絶えず探し求めている感じです。

 

 

UMI : UMIです。ballaholic Hub FUKUOKAAsphaltRootsのコーチをやっています。ボーラーとしても毎日積んでやっていってます。あとCourt Side ShopやHubの運営を仲間と一緒にやっています。

 

 

自分たちで創りあげる場所

 

 

- ballaholic Hub FUKUOKAはどんな場所?

 

UMI : Hubはバスケが好きな奴らの溜まり場というか、バスケもできるし、バスケを見ることもできる。バスケの服もある、バスケで疲れたらピザとか腹ごしらえもできる。バスケのための筋トレもできる。バスケ好きな人の集まる場所。

 

ONO : 一番はつながりを目的として。

一つのカルチャーを作りたいと思っていて、その基盤になれるのがballaholic Hub FUKUOKAおこがましいかもしれないですけど、日本でも初めてに等しいほどの価値があるんじゃないかなって。

一番身近にいて深く関わってきた自分自身がそう感じられる場所です。

この後1年、2年、3年と続けていくことで、その存在感とか価値がもっと出てくるんじゃないかなっていう。それには僕たちだけじゃなく、Hubに関わってくれて、共に成長してくれる子供たち、それを見守っている大人たち、皆が必要。一緒にこのHubっていう存在・意味を互いに確かめ合う場所だと思います。

 

- コートを自分たちで塗っていたけど、設備を自分たちでアップデートする理由は?

 

ONO : 基本やっぱり自分でやりたい。本当に単にやりたいという気持ちが根底にあって、自分でやることで愛着が湧いたり。お金を出せば素晴らしいものが来るかもしれないけど、自分でやらないと、本当の価値っていうものをあんまり感じれない。

それはHubの前にも自分自身がSOMECITY FUKUOKAっていうものをやり出して、全部自分で作っていくことが当たり前だった。けど作ってきたことで誇らしげになれるというか、これも作った、あれも作った、おもしれーじゃん。っていう。

やっぱりシンプルに自分で作らないと気が済まないといういうのが正直な気持ち。

 

- 簡単に何を今まで作ってきた?

 

ONO : コートを貼って、塗装して、外の倉庫の塗装もデザインも。モニターのボールがぶつかっても大丈夫なようなフェンスとか。挙げだすと結構キリがないぐらいある。

(今建設中の)宿泊施設は、工務店の力も借りて。でもその工務店もボーラーのやつらが中心で、自分も色々意見を出させてもらったりとか。

 

 

ONO : Hubができる前には、WCAB(ONOが作ったリングを搭載した車)っていうものを、自分で考えながらどうやったら費用安くなるか考えて作った。プロの人たちに頼めば、それは素晴らしいものが出てくるけど、お金がかかる。

自分がやりたいことを実現するためには、自分で作らざるを得なかった。

 

 

SOMECITY FUKUOKAの存在があってこそ

 

 

- SOMECITY FUKUOKAは始まってどれくらい?

 

ONO : 11年やね。

性格上、何か自分で表現したい。自分で伝えたいっていうのがやっぱり先行しちゃって、MCも写真も装飾も映像も自分でやってる。

どういう風にやったらリーグがより良い方に行くんだ。どうやったら自分たちが欲しかったものを、新しい世代に繋げることができるんだろうっていうことを考えながらやってる。

DJはやってないかな。笑

審判もやってないけど、審判には口出す。

 

 

- SOMECITY FUKUOKAをやってきて、Hubができて。積み重なって生まれてきたもの何?

 

ONO : いろんな奴らがいるけど、SOMECITY自体を楽しもうっていうやつらが共通認識でいるってことは積み上げてきたことの一つなのかなっていう。基本的には皆このSOMECITY FUKUOKAっていうのが好きで関わってきてくれてる。

感情をむき出しにして、スカすことっていうのはあんまりなくて、本当に純粋な気持ちでやってくれてるボーラーが多い。これは11年間やってきた一つの積み重ねなのかなっていう。それだけ懸けられるものがあるんじゃないかなっていう。

 

- はじめたときと今を比べて大きく変わったことはある?

 

ONO : Hubができてすごい変わった。

今まではやっぱ生活をするために仕事をして、SOMECITYをするためにいろんなことをやったりとかしてたけど、今はもうバスケットのど真ん中。

ただ、外見的な生活のライフスタイルは変わったけど、内面はあんまり変わらないのかもしれない。 

SOMECITY FUKUOKAがちょっとずつでも良い方にこう積み重なったからこそ、Hubも意味がある。

カルチャーにしたいっていうのがずっとあったけど、Hubという場所がその原点になり得る可能性を秘めているって思う。

 

- なにをしてる時が一番楽しい?

 

 

ONO : 人がむき出しになった気持ちを、それは涙だったり笑顔だったりなんでもいいけど、その感情が見え隠れするといいなって。

人生の中で絶対こういうもんがなかったら、本当出会わんかっただろうなっていう瞬間。

20何歳、下手したら30歳とか、まぁ何歳でもわからんけど、涙流して喜んだり、負けて悔しがったり。そういう瞬間を見ると、なんかいいなと思う。

 

 

Hub Crewの存在

 

 

 

- 今のHubのスタッフとかも含めて、どんなやつらが集まってる?

 

ONO : HubクルーはみんなHubが好きだね。

ユウトってやつなんてバイトとして入ってない日でもほぼ週5とか6ぐらいいるんじゃねえの?っていうぐらい。

みんなバイト終わったとしても、すぐ帰ることもなくバスケしてる。

もちろんバスケットが好きなのはわわかるけど、みんなHubという場所がやっぱり好き。

 

- どういう理由で集まってくるんだろう?

 

ONO : 簡単なことだとは思うんよね。やっぱり本心で互いに話し合う。それを嫌な人はすぐ離れちゃうんじゃないかな。なんか思ったことはやっぱり口にする。より良くしていこうぜっていうところの共通認識がある。

それを暑苦しいって思う人はやっぱりそもそも来ないんじゃないかなっていう。

類は友を呼ぶじゃないけど、ある程度の共通認識があるんじゃないかなとは思うね。世代が分かれてても。

 

- ストリートボールのカルチャーを日本で作っている実感はある?

 

ONO : 正直言うとそんなにないのかも。

夢中に自分たちが楽しいっていうものがどんどん積み重なっていって、いずれ振り返ったら、それがカルチャーだったっていうのが、なんか一番いいと思う。

カルチャーというかもう仲間が増えるのかな?それがなんかパッと見たらカルチャーになってるような感じがする。

なんか本当に目の前のことを一つずつやっていってる。

 

- なかには苦しいこともあると思う。そこへの考え方は?

 

ONO : 大変だな、きつかったなぁとかはあるんだろうけど。けど、その「大変」の質がやらされてることでもないから。「じゃあやらんときゃいいやん」っていう。ただ自己完結で終わるっていう。

努力じゃないみたいな形かな。だから嫌でやってるわけでもないし。もっとここをこうしたい、ああしたいとか。

 

- いろんな人が関わっていくなかで、何が必要? 

 

ONO : 自分ができることも共有することは必要だなっていうのは結構感じる。というか、まあ逆に言うと成長の機会を奪ってるなっていうのがある。これ、自分ばっかりやっちゃったよ。みたいな。

だけど、自分がこう突っ走っていかんと誰もついていかんしょ、っていうのは正直ある。

だってエネルギーねえやつのところなんて誰も魅力を感じんし。仲間と共有するっていうのも必要かもしれないけど、そこの一歩先はやっぱエネルギーで溢れてる自分自身じゃないとダメだなとは思います。

あと、こういうのを見たいっていう想像力は必要なのかもしれんね。「これを作ったらこういうことができる」とか、「こういう景色が見れる」とか。写真と映像をやってることもあるけど、こういう景色見たいよねっていう感覚が強いかな。先になんか見えるものをイメージして、良いものを写真や映像で残したいし、見たい。

 

 

ballaholic Hub FUKUOKAが向かう未来

 

 

 

- 数年後Hubがどうなっていたらいいと思う?

 

ONO : やっぱり関わってきた子供たちが、どんどん年を取ってそれでもこの場所に来てくれるといいなと思う。

その子の人生の中のバスケットの中にHubっていうものがあって、で、その子たちがさらに結婚したりして、それでもHubに子供連れて来るみたいな。

それはSOMECITYでも言えることで、結構周りの奴らには言うけど、今こうやってバリバリにやってるやつらは、昔は高校生で一緒にSOMECITY FUKUOKAをやろうぜっていう形でやって、そいつらが今結婚しだしてきてるけど。そいつらが子供作ってさ。お父さんたちはもうベンチだったり、お客さんの席からこう見る世界で。

いや、これはとんでもねえでしょ?みたいな。そういう世界を想像するだけでこれはちょっと面白いなっていう。

  

- ONOとUMI自身は、今後どうなっていきたい?

 

 

UMI : ストリートボールの世界に飲み込まれてからすごい楽しいので。自分が描くプレイとか自分のスタイル、ハンドリングとか。ボーラーとして面白い景色を自分が見れるように。積み上げていきたい。

Hubができたことで、自分も新しいことにチャレンジできている。自分が今Asphalt Rootsでコーチとして教えている子たちや、Hubで出会った人たちにバスケットってこれだけ面白いんだよっていうのを、もっともっと広げていきたい。

 

ONO : 最後に幸せだったと思って死にたい。それをいつでも準備を怠らずに、いつ死んでも俺はめっちゃ楽しい人生だったって言い切る。そのために面白いことをしたいし、自分が心動かされる景色を見たいし、それを自分自身で作っていきたい。いつでも死んでも大丈夫なように。

 

- 福岡でやり続けることに価値を感じている?

 

 ONO : 福岡っていうこの土地をめちゃくちゃ愛してるんで。生まれ育った街なんで。福岡が最高でしょっていう。

 

UMI : やっぱり自分も生まれたところなので。バスケと出会えたのもSOMECITY FUKUOKAがあったので、福岡を盛り上げたい。

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